地域レポーター情報

「いわき体験型経済教育施設-Elem (エリム)」がオープン

2014年05月28日  投稿者:webmaster
2012年1月に設立され、東日本大震災の被災地復興支援プロジェクトに資金を
援助するカタール国の基金「カタールフレンド基金」が
5月28日(水)、いわき市平字堂根町に「いわき体験型経済教育施設-Elem(エリム)」をオープンした。



この施設は、公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本が
教育課程の一環として提供する教育プログラム
スチューデント・シティ(小学5年生向け)と
ファイナンス・パーク(中学校2年生向け)を体験する施設で

施設内は、実際の街をイメージした造りとなっており
市内外を代表する企業の屋内や店舗に見立てたブースが並んでいる。

子どもたちが施設で大人として1日過ごす事で、
職業体験だけではなく消費生活、貯蓄管理・人生設計など
生活に必要なスキルを学び「社会のしくみや経済の働き」を正しく理解し
自分の意志で進路選択・将来設計が出来る主体性と自立を育む
教育施設となっている。

※Elem(エリム)・・・アラビア語で「教育」を意味する

■スチューデント・シティ(小学5年生向け)2F
 教育課程上、教科(市民科)の中で必須授業として位置づけられているプログラム。
教室での事前学習後、体験学習を行う。
その中で、子どもたちは自身でプログラムを考え、実際に売り手、買い手となり企業の運営、街の運営まで全てを体験する。
各ブースごとボランティア社員が派遣されるが、行う作業や業務の流れについてのサポートのみとなっており
運営に関わる全ては子どもたちに委ねられる。
よりよい運営をする為の対策・判断・問題解決方法なども子どもたち同士で話し合い実行する事で
社会は仕事を通じて助けあって生きている場所であり
「人と地域社会の関わり」について学ぶことがねらいである。

≪協力企業≫
・いわき市役所
・(株)ハニーズ
・東邦銀行
・クオール(株)
・セコム(株)
・日本ヒューレット・バッカード(株)
・(株)いわき民報社
・ゼビオ(株)
・常光サービス(株)

■ファイナンス・パーク(中学校2年生向け) 3F
 教育課程上、教科(市民科)の中で必須授業として位置づけられている。
こちらも実際の街を模したブースが並ぶ。このカリキュラムでは、生徒ひとりひとりに人物設定があり
(年齢○○歳、子供が○○人いる等)
実際にその設定に沿った立場で生活設計を体験するプログラムとなっている。
実際に公共機関や、保険、病院、銀行、教習所など生活に密接した施設を体験し
お金を生活の中でどう生かして使っていくか、どう増やしていくかなど
「お金と生活との関わり」を知りながら学んでいく。

≪協力企業≫
・いわき市水道局 
・クリナップ(株)
・三井住友銀行
・カタール航空
・源グループ
・パレスいわや
・ひまわり信用金庫
・日本赤十字社 総合磐城共立病院
・タイヘイドライバーズスクール
・いわき信用組合
・大和証券(株)
「いわき体験型経済教育施設-Elem (エリム)」がオープン

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